世界大百科事典(旧版)内の六・一五事件の言及
【日米安全保障条約】より
…6月4日の労組の政治ストライキを含む統一行動につづいて,6月15日には第2波の大規模な実力行使が行われ,国会構内に全学連を中心とするデモ隊が突入し,東大生樺美智子が警官隊との衝突の中で死亡した。この六・一五事件が闘争をさらに高揚させ,岸内閣はこの情勢に直面して,予定されていたアイゼンハワー大統領の訪日中止を翌日要請し,かつ7月15日に総辞職した。国民会議は7月3日,新安保不承認,国会即時解散要求国民大会を開き,さらに10月の第23次全国統一行動まで運動を継続した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」