共同体的規制(読み)きょうどうたいてききせい

世界大百科事典(旧版)内の共同体的規制の言及

【共同体】より

…また,共同体においては,私的所有に基礎をおく個々人の私的労働と,共同体的所有に基礎をおく共同労働との間に緊張関係が生じるが,共同体が自給的な生産構造と封鎖的な小宇宙の下で,共同体によって所有された土地の利用を,個々人の生活の再生産にとって不可欠のものとするかぎり,私的労働は共同労働によって制約されざるをえない。ここに共同体的規制が成立する。共同体的規制は,成員と共同体の再生産を確保するために,個々人の行動に対して共同体の名において行われる規制であるが,その規制は共有地の利用管理にとどまらず,私有地の耕作をはじめ成員の私的領域に広くおよんだ。…

※「共同体的規制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android