共同想起(読み)きょうどうそうき

世界大百科事典(旧版)内の共同想起の言及

【記憶】より

…この場合,想起とは,脳内の記憶を写し取るだけの行為ではなく,周囲の環境と積極的に相互作用するなかでひとつの過去像を成立させようとする能動的な意味生成活動として捉えられる。たとえば,想起者は,手帳を見たり(外部記憶補助という),他人と相談したり(共同想起という),また現在の状況と関連づけて推論を行ったりしつつ,想起を行う。また,想起者本人の意識にのぼらずとも,報道の内容や自己の社会的役割,また未来のプランなどが想起内容に影響を与えている場合もある。…

※「共同想起」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」