世界大百科事典(旧版)内の共産党員の言及
【革命家】より
…このような暴力革命および〈前衛党〉に結集する職業革命家におけるイデオロギーの重要性,目的意識性,組織性をさらに強調し,具体化したのはレーニンおよびコミンテルンであった。そこでの〈革命家としての共産党員〉とは,(1)マルクス=レーニン主義の人間解放の思想と科学的真理性を固く信じ,(2)その真理がプロレタリアートの前衛としての〈党〉に体現されていることを確信し,(3)〈民主集中制〉という党組織原則を厳守して,いっさいの自己犠牲と献身を惜しまない人間類型である。このような革命家像は,今日,現存社会主義における革命の風化,西欧共産党の変貌によって再検討を迫られている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」