世界大百科事典(旧版)内の円土俵の言及
【土俵】より
…17世紀末ころから相撲場に,土をつめた五斗俵を四角に巡らして地面の上に並べておき,この境界線の中で勝負を決めるようになった。それが元禄時代(1688‐1704)に円土俵に統一され,やがて米俵を3分して細俵をつくり,土中に6分くらい埋め,それまで平地にあった土俵場を土を盛った高い壇上に築き,外側の縁にも外俵を四方に埋めて土止めとし,見物人に見やすいようにした。このように土俵の出現と相撲場構築の変化とは,それまでほとんど円土俵内で相手を倒して決めていた勝負のほかに,円土俵の外へ押し出したり,寄り切ったりする決り手を生んだ。…
※「円土俵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」