世界大百科事典(旧版)内の《円理乾坤之巻》の言及
【円理】より
…建部はこの方法を《円理綴術》あるいは《円理弧背術》という書に記した。建部が示した(arcsinx)2の無限級数展開は整理しなおされて,《円理乾坤之巻》(著者不明)にまとめられた。これ以後,無限級数展開を円理,あるいは綴術というようになった。…
【乾坤之巻】より
…1750年ごろの著作だが著者は不明。《円理乾坤之巻》ともいう。江戸時代の無限級数展開は建部賢弘から始まる。…
【松永良弼】より
…またsinx,cosx,cosecx,cotx,arcsinxのべき級数も説明されている。関流の最高の書と称される《円理乾坤之巻》は松永によりまとめられたといわれる。【下平 和夫】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」