世界大百科事典(旧版)内の再熱サイクルの言及
【蒸気原動所】より
…これを避けるため,タービンを高圧部と低圧部に分け,膨張の中途でいったん蒸気をボイラーに戻して再熱器で温度を上げることを行う。これを再熱サイクルと呼び,熱効率ももとのランキンサイクルより改善される。またタービン内で膨張中の蒸気の一部を抽出して,ボイラーの給水の加熱を行わせるものは再生サイクルと呼ばれ,もとのランキンサイクルに比べて,復水器に捨てる熱量をボイラーで受ける熱量に対して相対的により少なくでき,熱効率を高めることができる。…
※「再熱サイクル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」