冒頓(読み)ぼくとつ

世界大百科事典(旧版)内の冒頓の言及

【冒頓単于】より

…匈奴攣鞮(虚連題)氏の長,頭曼の子。冒頓の原音はモンゴル語のBoghdo(神聖なる)あるいはBaghadur(勇士)などの諸説がある。すでに父の時代,匈奴諸部族は攣鞮氏を中心に部族連合国家へと始動していたが,前209年冒頓は自分を廃そうとした父を殺して単于となり,東は興安嶺の東胡,西は甘粛祁連(きれん)山の月氏を討ち,南のオルドス,北のトルコ系の住地を制圧してモンゴリアを統一した。…

※「冒頓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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