世界大百科事典(旧版)内の写本挿絵の言及
【イスラム美術】より
…したがって,どの作品にもパトロンの趣味が強く反映し,ここから,イスラム美術を宮廷美術とする考え方が生まれている。 イスラム美術において,彫刻,特に人体彫刻はほとんど発達せず,絵画も,壁画を除いて,写本挿絵(ミニアチュール)という特殊な形でしか発達しなかったため,書道や工芸が,東アジアや西欧のそれに比べると,著しく高い位置を占めている。
【建築】
イスラム世界の自然環境,イスラムの宗教的概念とこれに基づく慣習,あるいは社会的慣行などにより,絵画や工芸と同様に,統一性・画一性の著しく強い建築が生まれた。…
※「写本挿絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」