世界大百科事典(旧版)内の写植文字の言及
【写真植字機】より
…レンズ部には20本ほどのレンズ筒が配列されているので,レンズ筒の交換により活字の大きさでいえば約5ポイント大から約42ポイント大まで20種ほどの大きさの文字を作ること(印字)ができるほか,かまぼこ形の補助レンズをさし入れることによって斜体,長体,平体などの変形文字も印字できるので,1種の文字を数十種に変化させて写すことができる。写植文字の大きさは級数で表される。すなわち,0.25mmを単位としこれを1級とするもので,したがって,たとえば12級の文字は3mm角の大きさとなり活字のほぼ8ポイント(文庫本などに多用)に相当する。…
※「写植文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」