世界大百科事典(旧版)内の冷蔵ショーケースの言及
【コールド・チェーン】より
… コールド・チェーンの温度帯は,〈冷蔵〉(10~2℃),〈氷温冷蔵〉(2~-2℃),〈冷凍〉(-18℃以下)を基準としており,冷蔵は新鮮な青果物,氷温冷蔵は食肉,魚介,果汁,乳製品,卵,冷凍は凍結した青果,食肉,魚介,調理食品などに利用されている。このコールド・チェーンの施設は,工場や配送センターでの冷蔵庫,冷蔵貨車,大・小型の保冷トラック,低温運搬船,および航空を含めた各輸送機関で使われている冷凍コンテナー,店頭における冷蔵ショーケース,さらに家庭での冷蔵庫などである。コールド・チェーンは,消費・流通構造が変わりつつある食品を中心に展開してきたが,最近では医薬品,血清,写真フィルム,さらには精密機器(この場合は湿度管理も重要になる)をも対象とし,生産技術の向上にもかかわりが深い。…
※「冷蔵ショーケース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」