処容舞(読み)しょようまい

世界大百科事典(旧版)内の処容舞の言及

【朝鮮演劇】より

…この百済の伎楽が現在の韓国における仮面劇の母体であるとの説もある。新羅は7世紀の後半に三国を統一し,加羅(伽倻),百済,高句麗などの舞楽を集成し,剣舞,無(むがい)舞,処容舞,五伎などの形で後世に伝えた。剣舞は仮面を着用し,演劇性をおびた仮面童子舞であり,唐代の剣器舞の影響がみられる。…

【朝鮮音楽】より

…新羅の楽器として三竹(大笒(たいきん),中笒,小笒)と三弦(伽倻琴,コムンゴ,琵琶),拍板,大鼓がある。郷歌や踊りも栄え,今日なお伝えられている宮廷仮面舞踊の〈処容舞〉もこの時代におこった。統一新羅の音楽の中でもう一つ重要なものは,梵唄(ぼんばい)(声明)である。…

※「処容舞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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