世界大百科事典(旧版)内の出生簿の言及
【身分登録制度】より
…かつてヨーロッパ諸国の植民地支配の下にあった南北アメリカ,オセアニア,アフリカ,アジア等の諸国の身分登録制度の多くは,かつての宗主国の制度を踏襲しているものが多い。以上の諸国にあっては,出生簿,婚姻簿,死亡簿などの事件の種類別の登録簿に,事件の発生のつど,事件本人について登録する。この制度の長所は登録手続が簡単なことであるが,欠点は各人の出生から死亡に至るまでの身分関係の変動を把握することや各人の系譜的な親族関係を把握することが困難なことである。…
※「出生簿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」