分利解熱(読み)ぶんりげねつ

世界大百科事典(旧版)内の分利解熱の言及

【悪寒】より

…皮膚血管収縮と震えによって高い体温レベルに達すると,発熱物質の温度感受性ニューロンへの作用が高い脳温によって相殺されるから悪寒が消失するのであろう。発熱物質が体内から消滅すると,体温のセットポイントは正常レベルに戻り,体温上昇期と対照的な反応,すなわち皮膚血管拡張や発汗によって体温はすみやかに下降する(これを分利解熱という)。
[悪寒を伴う病気]
 強い悪寒を伴う伝染性疾患には,大葉性肺炎,インフルエンザ,丹毒,発疹チフス,野兎病などがある。…

※「分利解熱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む