世界大百科事典(旧版)内の分割数の言及
【解析的整数論】より
…この問題は,主としてsの大きさについて,I.M.ビノグラドフらによりさらに詳しい研究が続けられている。 この分野の問題としては,ほかにゴルドバッハの予想や,分割数p(n)(自然数nを自然数の和として表すときの表し方の個数,例えば,3=1+1+1=1+2。だからp(3)=3)の大きさの評価の問題などがある。…
【組合せ理論】より
…ある集合からいくつかのものを選び出す方法が何通りあるかを調べる順列・組合せの問題,多くの変数がいくつかの一次不等式を満たすという条件の下で,与えられた一次不等式を最大または最小にすることを考える線形計画法,一筆書きのようなグラフの組合せ的性質を調べること,オイラー方陣のような直交するラテン方陣の存在を考察するなど,これらは組合せ理論の例であり,数学のほとんど全分野に,その対象を見いだすことができる。分割数の問題(自然数nをいくつかの自然数の和で表す表し方は何通りあるのかという問題。例えばn=5とすれば,5,4+1,3+2,3+1+1,2+2+1,2+1+1+1,1+1+1+1+1の7通り)は,整数論と深く関わる。…
※「分割数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」