分子病理学(読み)ぶんしびょうりがく

世界大百科事典(旧版)内の分子病理学の言及

【病理学】より

…病理学の任務は本来,病変の本態を明らかにすることにあるが,それに加えて,これらの要求に正しくこたえ,既知の病変の有無を確認し,さらに新しい問題点を提起することが,病理学者の責任である。 病理学には,人体病理学,病変のモデル解析を目指す実験病理学のほかに,研究対象にしたがって動物病理学,植物病理学があり,さらに種属間の反応の違いを調べる比較病理学,人種,地理による違いを疫学的に検討する地理病理学,形態の数量化を試みる計量的病理学,分子構造,遺伝子構造の異常にまで掘り下げようとする分子病理学などの分野がある。人体病理学のなかでも,手術で取り出された組織などの形態診断にたずさわる分野を外科病理学と呼んだり,医科大学における教育,研究としての病理学に対して,病院で行われる実務的な病理学を病院病理学という。…

※「分子病理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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