世界大百科事典(旧版)内の分類課税主義の言及
【所得税】より
…その特色としては,総合課税主義をとり税率も1~3%の全額(単純)累進税率を課したことがあるが,個人的事情(扶養者数の多少など)を考慮していない点では,総合課税主義の長所を生かしているとはいえない。89年からは,総合課税主義から分類課税主義に移行し,法人所得(第1種)は2.5%の比例税率,公社債利子所得(第2種)は2%の比例税率,個人所得(第3種)は300円以上1%より10万円以上5.5%にいたる12段階の累進税率を適用した。これにより法人所得に初めて課税されるようになった。…
※「分類課税主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」