世界大百科事典(旧版)内の初代培養の言及
【培養】より
…この外植体から遊走して増殖した細胞を培養するやり方が,50年以上も培養の主流を占めていたため,1950年代以降の研究の大勢が,ばらばらにした細胞を培養しているにもかかわらず,組織培養の語が,細胞培養や器官培養を含めた生体外培養の一般名としても用いられている。現在でも,細胞を生体から分離して初めて体外で培養する初代培養primary cultureには,しばしばこの方法が使用されている。器官またはその一部を,細胞の増殖や移動をできるだけ抑えて,立体構造を保持させたままで培養するのを器官培養organ cultureと呼ぶ。…
※「初代培養」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」