世界大百科事典(旧版)内の初参の礼の言及
【見参】より
…〈見参に入る〉とは,高貴の人に面会する,または高貴の人に見せる意となる。はじめ侍が主従関係を結ぶ場合,名簿(みようぶ)を捧呈する慣習であったが,武士の間にあってはその式は廃れ,源頼朝の場合も,戦陣の間のこととて,おおむね御家人として,単に初参(ういざん)の礼をとらせただけであった。もちろん御家人の見参は初度にとどまらず,適宜行われたものであろう。…
※「初参の礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」