初期フランドル絵画(読み)しょきふらんどるかいが

世界大百科事典(旧版)内の初期フランドル絵画の言及

【フランドル美術】より

…この翼画は板絵が写本画の発展に追いついたことを示す画期的なもので,以後板絵がフランドル絵画の中心となる。
[15世紀――初期フランドル絵画]
 15世紀初頭ブルゴーニュ公国の中心が経済的により豊かなフランドルに移ったこともあって,フランドルの美術家たちは生国に未曾有の栄光をもたらすことになる。建築は依然末期ゴシック様式に支配され,彫刻も伝統的な彩色木彫が主で,古典古代との親近性をルネサンスの第一条件とするならば15世紀のフランドルにルネサンスの到来を認めることは困難である。…

※「初期フランドル絵画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android