初期応力(読み)しょきおうりょく

世界大百科事典(旧版)内の初期応力の言及

【応力】より

…内部応力には,格子欠陥による原子配列の乱れに起因する微視的なものから構造全体に分布するものまであり,その発生機構によりさまざまな呼ばれ方がある。材料や構造物が製造された段階ですでに存在している内部応力を初期応力といい,これは製造過程で素材に加えられた無理がそのまま残ったものである。初期応力と似た概念である残留応力は,物体に加えられた外力が除去された後,物体内になお存在している内部応力を指す。…

※「初期応力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android