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利益政治 りえきせいじ

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知恵蔵2015の解説

利益政治

外交や憲法問題などの高邁な政治の対極にあるのが、国民に対する利益配分を主たる任務とする利益政治である。大衆的な民主政治経済発展重なり合うところに、利益政治は成立する。社会保障や教育など、国民全体に公平に恩恵を及ぼす政策に取り組むことは、利益政治とは呼ばれない。ここでいう利益は、特定の地域や集団に対して差別的に配分されるものであり、補助金や税の減免措置、公共事業など裁量的に運用されるものが利益政治の対象となる。日本では与党の政治家が様々な政策分野に専門化して、利益政治を差配するようになった。このような政治家を族議員(農林族、建設族等)と呼ぶ。利益政治は腐敗につながりやすい。また、予算膨張の原因となる。しかし、国民の現実的利益や幸福を増進することこそ政治の使命と考える利益政治が、広い範囲の国民から支持を得てきたことも事実である。小さな政府へ向けた構造改革は、利益政治を解体する作業でもある。

(山口二郎 北海道大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

利益政治
りえきせいじ

インタレスト・ポリティックス」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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