刳物(読み)くりもの

世界大百科事典(旧版)内の刳物の言及

【木工芸】より

…古来,こうした木材の特性を生かした生活用具をつくるために種々の技法が考案されてきた。板材を組み合わせて調度をつくる指物(さしもの),轆轤を用いて鉢や椀などをつくる挽物(ひきもの),檜(ひのき)や,杉などの薄板を曲げてつくる曲物(まげもの),鑿や小刀などで木を刳(く)り,彫って鉢などをつくる刳物,彫物などの技法がある。 すでに縄文時代に,椀や高杯(たかつき)などの容器,櫛や腕輪などの装身具,その他丸木舟,櫂(かい),弓など多くの木製品の出土をみている。…

※「刳物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む