制御材(読み)せいぎょざい

世界大百科事典(旧版)内の制御材の言及

【カドミウム】より

…また硫化カドミウムはカドミウムイェローカドミウムレッドとして顔料とされる。 113Cdは熱中性子吸収断面積が大きいことから,原子炉の制御材として使用される。熱外領域の中性子にはほとんど共鳴吸収を示さないこと,使用中に中性子を吸収して断面積の小さい同位体に変わってしまうことなど,単体では理想的な制御材ではないが,安価で加工が容易であることから,単体の形で研究炉に使用されてきた。…

【原子炉材料】より

…原子炉の炉心で核燃料物質を含み,その核分裂によって熱を発生するのが燃料体であり,この燃料体から熱を受け取り炉心の外へ運び出すのが冷却材である。炉心には核分裂を制御するために中性子吸収能の大きな制御材を挿入し,軽水炉など熱中性子炉では核分裂によりつくられた中性子のエネルギーを下げるために減速材がおかれる。また炉心の周りには発生した中性子をむだに逃がさないように反射体がおかれる。…

※「制御材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む