刺玉(読み)さしだま

世界大百科事典(旧版)内の刺玉の言及

【ガラス玉】より

…ただし,この吹玉は,吹きガラス製の玉の意味ではなく,《延喜式》の〈御富岐玉(みふきだま)〉,あるいは《古語拾遺》の〈美保伎玉(みほぎだま)〉など,平安時代の名称と同系統の語であろう。《造仏所作物帳》の琉璃雑色玉は,数量の多いものからあげると,大刺玉(おおさしだま),丸玉,捩玉(ねじりだま),懸玉の4種に細分してある。刺玉は丸玉の5倍ほどの数があるから,今でいう小玉の類であろう。…

【ガラス玉】より

…ただし,この吹玉は,吹きガラス製の玉の意味ではなく,《延喜式》の〈御富岐玉(みふきだま)〉,あるいは《古語拾遺》の〈美保伎玉(みほぎだま)〉など,平安時代の名称と同系統の語であろう。《造仏所作物帳》の琉璃雑色玉は,数量の多いものからあげると,大刺玉(おおさしだま),丸玉,捩玉(ねじりだま),懸玉の4種に細分してある。刺玉は丸玉の5倍ほどの数があるから,今でいう小玉の類であろう。…

【玉】より

…江戸期の学者は,低い円壔(えんとう)形の滑石製の玉に臼玉(うすだま)の名をつけたが,滑石製小玉と呼べばよい。奈良時代に刺玉(さすだま)と呼んだものは,緒に刺し通す意味で,形からいえば丸玉あるいは小玉の類である。さらに特殊な形の玉として,蜜柑玉(みかんだま),山梔玉(くちなしだま)などの形の類似によるもの,捩玉(ねじだま)のように加工の方法によるもの,トンボ(蜻蛉)玉のように色彩の変化によるものなどの,変わった名称の玉もある。…

※「刺玉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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