《刺繡観音像》(読み)ししゅうかんのんぞう

世界大百科事典(旧版)内の《刺繡観音像》の言及

【刺繡】より

…元人の繡は針目が粗く,糸ならびも密でないといわれる。しかし愚極智慧の元貞元年(1295)の賛がある《刺繡観音像》(京都国立博物館)では,特殊な金箔糸を息づまるように綴じあげて観音の着衣をあらわす。岩座などは,宋繡の特色とした髪のような針によったと考えられる細糸で,丹念に繡われている。…

※「《刺繡観音像》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む