刺衲袈裟(読み)しのうげさ

世界大百科事典(旧版)内の刺衲袈裟の言及

【刺子】より

…本来は衣類の傷んだ個所をつくろい,補強して保温効果を高め,長もちさせるための技法であり,木綿生産に適しない東北各地,あるいは交通不便な山間地,労働条件のきびしい漁村などで,さかんに行われた。由来は明らかではないが,糞掃衣(ふんぞうえ),刺衲袈裟(しのうげさ)と呼ばれる袈裟には刺子が応用されており,また《信貴山縁起絵巻》に,主人公の聖が姉の尼公から渡された〈たい(袛)〉という衣類が〈太き糸などして厚々と細かに強げにしたれば〉と説明されていて,刺子に類するものといわれている。江戸時代の菅江真澄の遊覧記には,〈いろいろ綾をつけてぬった短い衣を着ていた。…

※「刺衲袈裟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む