削り高台(読み)けずりこうだい

世界大百科事典(旧版)内の削り高台の言及

【皿】より

… しかしこうした盤や皿は庶民にまで浸透していたのではなく,彼らの間では鉢,杯と高杯(たかつき)が主要な器で,陶磁器の生産が急速に高まり器種も豊富になる近世まで,普及しなかった。この間,皿の形態は高台のない平底から,成形後に高台をつける〈つけ高台〉へ,さらにろくろの普及によって成形とともに高台をも削り出す〈削り高台〉へと変化する。16世紀末から朝鮮の陶工が渡来し,また中国やヨーロッパ諸国との交通によって食生活にも変化が及び,茶道の隆盛も加わってさまざまの形態の皿が大量に作られるようになった。…

※「削り高台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む