前衛俳句(読み)ぜんえいはいく

世界大百科事典(旧版)内の前衛俳句の言及

【俳句】より

…無季にしても口語にしても,俳句に現実感(時代性)をとりこもうとする試みであった。60年前後には,社会との主体的なかかわりを強調した金子兜太,鈴木六林男(むりお),能村登四郎,赤尾兜子らが活躍し,金子や赤尾の現代的なイメージを追求した作品は〈前衛俳句〉と呼ばれた。多行形式によって独自の俳句美を書きとめた高柳重信,〈昼顔の見えるひるすぎぽるとがる〉などの句で日本的風土とは異質の言語美をもたらした加藤郁乎,彼らもまた金子らとともに今日の前衛派をなしている。…

※「前衛俳句」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む