剪刀麵(読み)せんとうめん

世界大百科事典(旧版)内の剪刀麵の言及

【めん類(麵類)】より

…その餅は加熱のしかたによって,蒸したものを蒸餅(じようへい),焼いたものを焼餅(しようへい),ゆでるのを湯餅(とうへい),油で揚げるのを油餅(ゆへい)といった。この中の湯餅が現在のめん類の祖先で,唐代にはその一種にこね粉を平たく打って刻んだ剪刀麵(せんとうめん)があり,宋代にはそうした刻んだものを切麵(せつめん),略して単に〈麵〉と呼び,蒸餅,焼餅,油餅を総称した〈餅〉と対置されるまでになった。現在日本でうどん,そば様のものをめん類と呼ぶのは,このあたりに起源をもっている。…

※「剪刀麵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」