剰余生産物(読み)じょうよせいさんぶつ

世界大百科事典(旧版)内の剰余生産物の言及

【剰余価値】より

…マルクス経済学においては,剰余価値は資本の本質規定をなし,資本主義を説明するのに必須の核心をなす概念となっている。
[剰余労働,剰余生産物]
 どのような社会でも,経済生活に必要な財(食料,衣服のような生活必需品や,これらを生産するのに使用される原料,道具など)の生産に直接たずさわる人々は,自分たちに必要な量はもちろんのこと,これ以上の生産物を生産する。これは,王や家臣たち,領主や主人,呪術師や祭司など,財の生産に直接かかわらない人々も消費生活を営んでいかなければならないからであり,また経済が拡大していく場合には新しく追加される道具や機械が作り出されていなければならないからである。…

※「剰余生産物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む