世界大百科事典(旧版)内の割りぐり地業の言及
【地業】より
…〈ちぎょう〉ともいう。地盤がじょうぶでそれ自体で建造物を支えることができる場合には,地盤面を極力平らにした後割りぐり石などを並べて十分締め固め(割りぐり地業),その上に捨てコンクリートを打ってから建造物の構築を行う。地盤がよい場合は,直接厚く捨てコンクリートだけを打つこともある。…
【割りぐり石(割栗石)】より
…河原にある直径10~15cmくらいの丸石をくり石と呼んでいたことから,この名が出たものと考えられる。道路や塀,垣や,建造物の基礎工事を行うとき,地盤を締め固める目的で割りぐり石を用いた割りぐり地業が行われる。割りぐり地業は,まず地盤を平らに整えた後,割りぐり石をこばだてにたてて密に並べ,切込砂利という,砂を混ぜた砂利をその隙間に目つぶしとしてつめ,人力またはランマーなどで突き固めたもので,一般にその上にコンクリート(捨てコンクリートと呼ばれる)が打たれる。…
※「割りぐり地業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」