創始者原理(読み)そうししゃげんり

世界大百科事典(旧版)内の創始者原理の言及

【機会的浮動】より

…機会的浮動は有限集団であれば,自然淘汰とは独立に働くが,その効果が顕著に現れるのは自然淘汰の効果が相対的に小さく,集団の個体数が小さくなったときである。集団の個体数が一度でもひじょうに小さくなれば,集団の遺伝的組成はそのときの影響を強くうけるという瓶首効果bottle neck effectや,大集団から分かれて新たにできた小集団では創始時の遺伝的組成が,後々まで影響を及ぼすという創始者原理founder principleも機会的浮動の一面である。また機会的浮動は分子進化の中立説の基礎理論としてその重要性が広く認められつつある。…

※「創始者原理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む