世界大百科事典(旧版)内の劉善明の言及
【望族】より
…高級官僚を輩出した門閥貴族一般をも指すとともに,学問や徳行をつんで地域社会の統率・指導につとめた人およびその家をいう。たとえば山東省の望族と称された劉善明は,その地がはげしい飢饉に見舞われたとき,自分も粥をすすって蓄米を放出し,飢民の救済につとめた。このために人々は,劉善明の家の田を〈続命田〉(命をながらえさせてもらった田)と呼んであがめた。…
※「劉善明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」