劉徳昇(読み)りゅうとくしょう

世界大百科事典(旧版)内の劉徳昇の言及

【書】より

…(3)は,干ばつのとき山神に雨乞いをしたり,五穀の豊穣を祈願するなど,広く神事に関するもので,《楽浪秥蟬(ねんてい)平山君碑》《祀三公山碑》《崇高廟諸雨銘》などがそのおもなもので,これらはしばしば篆法を加味し,神秘的なムードをただよわせるのが特徴である。 草書はすでに前漢から実用的な書体として,草稿や尺牘(せきとく)などに用いられてきたが,後漢になると,杜度,張芝など専門の大家が出て,ますます美しく洗練され,行書も漢末に劉徳昇によって作られ,その後は鍾繇(しようよう)と胡昭に伝えられたという。このほか,印章,磚文(せんぶん),瓦当文(がとうぶん)などにもそれぞれ装飾性に富む特殊な書の美が表現されている。…

※「劉徳昇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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