加判帳(読み)かはんちょう

世界大百科事典(旧版)内の加判帳の言及

【奥印帳】より

…江戸時代の村役人が作成・保管する公簿。農民が不動産を質入れ・売買するとき授受される証文には,名主の奥印ないし加判を必要としたが,名主がその際,後日の証拠として契約事項を摘記,あるいは証文の全文を控えておく帳面で,加判帳ともいう。地域によっては,田畑質地書入扣帳(ひかえちよう),田畑売買書留帳など,称呼は一定しないが,二重売り,二重担保の発生を防ぐ効果をもった。…

※「加判帳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android