世界大百科事典(旧版)内の加水分解型酸敗の言及
【酸敗】より
…とくに食用油脂の場合には色,味の変化,栄養価の低下,ときには有害物質の生成を伴うこともあり問題となる。酸敗の反応は,酸化型酸敗,加水分解型酸敗,ケトン型酸敗に大別される。(1)酸化型酸敗 空気中の酸素が油脂の不飽和脂肪酸の不飽和結合部分に結合して(自動酸化という)ヒドロペルオキシドを生じ,この反応が連鎖的に進行して不飽和結合が切れ,その結果,低級不飽和のアルデヒド,遊離脂肪酸,ケトンなどが生成して悪臭を生ずる。…
※「加水分解型酸敗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」