世界大百科事典(旧版)内の加茂谷の言及
【阿波[村]】より
…林業を基幹産業とし,杉材の産が多く,鳥取との県境の国有林地帯に基幹林道が通ずる。加茂町から本村にかけての加茂谷は農耕不振の地で,近世末期には百姓一揆が頻発し,〈強訴谷〉とも呼ばれた。周囲の山地一帯は氷ノ山(ひようのせん)後山那岐山国定公園に属し,大ヶ山はキャンプ場,スキー場に適する。…
【加茂[町]】より
…加茂川と倉見川の合流点にある谷口集落の小中原を中心として発展してきたが,昭和初期の国鉄因美線開通後は駅前の桑原に中心が移った。加茂川上流の加茂谷は農業不振の地で近世末期には百姓一揆が頻発し,〈強訴谷〉ともいわれた。かつては砂鉄採取が盛んで,倉見の奥の墓坪(はかなる)には砂鉄採取者の無縁墓地が多く残る。…
※「加茂谷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」