世界大百科事典(旧版)内の労働者住宅法の言及
【住宅政策】より
…後半期には,大不況の試練を経て,国家目標が〈夜警国家〉から〈福祉国家〉に軌道修正されていったが,この政治潮流が住宅政策の形成過程に反映した。公共賃貸住宅供給やスラム・クリアランスなどの実験的施策が繰り返され,90年の労働者住宅法の制定によって,公共住宅供給を柱とする一応の住宅政策体系ができ上がった。 イギリスの先進的な取組みは,やがて欧米諸国に波及していったが,住宅政策が内政の重要課題に位置づけられるようになるのは第2次大戦後である。…
※「労働者住宅法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」