労働集約的農業(読み)ろうどうしゅうやくてきのうぎょう

世界大百科事典(旧版)内の労働集約的農業の言及

【集約農業】より

…集約度とは一定の土地に対する投下費用の大きさのことで,土地面積当りの農業経営費(物財費,労働費,資本利子)でみるのが一般的であるが,現物量でとらえて議論する場合もある。また経営費の内容からみて,労働費の比重が相対的に高いものを労働集約的農業,物財費の高いものを資本集約的農業という。 古い時代ないし未開社会の農業では,労働投入も資本財投入も少ない粗放農業が支配的であるが,経済発展とともに,より多くの労働や資本財(機械,施設,農薬,肥料,材料等)を投入して,労働生産性とともに土地生産性(面積当り収量ないし生産額)を高める方向,つまり集約的(とくに資本集約的)農業の方向へ発展するのが一般的である。…

※「労働集約的農業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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