世界大百科事典(旧版)内の動脈閉塞の言及
【高安病】より
…脈無病あるいは大動脈炎症候群ともいう。炎症のために動脈の狭窄や閉塞を起こす疾患。動脈壁が厚くなって内腔が狭くなったり,つまったりするため,脈がふれなくなり,ときに拡張して動脈瘤をつくることがある。大動脈とその分枝,ときには肺動脈も侵される。若い女性に多く,1908年高安右人が初めて報告した。頸動脈の狭窄では視力低下,めまい,立ちくらみ,頭痛が起こる。大動脈の狭窄(異型大動脈縮窄)では上半身の高血圧と下半身の低血圧がみられ,歩くとすぐ太ももが疲れ,少し休むと回復する。…
※「動脈閉塞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」