世界大百科事典(旧版)内の化合爆薬の言及
【火薬】より
…理論窒素量は14.14%であるが,実際には窒素量が13%付近のものが強綿薬と呼ばれて無煙火薬に,12%付近のものが弱綿薬と呼ばれてダイナマイトに用いられる。化合爆薬としてはニトログリセリン(エチレングリコールの二硝酸エステル,略称NG)が有名で,ダイナマイトやダブルベース無煙火薬(NC,NGの2成分から成る)の原料として用いられる。ニトログリコール(エチレングリコールの二硝酸エステル,略称Ng)はNGと似た性質の爆薬であり,NGの不凍剤として混入して用いられている。…
【軍用爆薬】より
…いずれも耐熱性の高い爆発性化合物である。以上は単一の化合物からなる化合爆薬であるが,混合することによって目的の性能を与えた混合爆薬も存在する。代表的な軍用混合爆薬としては,コンポジションB(Comp B。…
※「化合爆薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」