世界大百科事典(旧版)内の化石節足動物の言及
【節足動物】より
…また,このスウェーデンの化石動物群中には,ノープリウス期の化石が含まれ,さらに旧来知られていなかった種々の微小節足動物も検出されている。 化石節足動物の系統論には,現生生物と見合った精度の解剖学的所見を必要とするが,化石資料の保存度は一般にそれをはるかに下回り,外部形態に依存することが多い。しかし,最近では超軟X線写真技術が進歩し,三葉虫など各種絶滅生物の各部位付属肢をはじめ,筋の配列・構造,神経系なども解析できるようになってきたので,系統論の精度は高められつつある。…
※「化石節足動物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」