世界大百科事典(旧版)内の化粧料(化粧品)の言及
【化粧品】より
…セッケン,化粧水,乳液,クリームなどのように肌を清潔にし整えることを目的とする基礎用化粧品と,ファウンデーション,紅(べに),おしろい,アイシャドー,マニキュアのように,色調によって肌色や立体感を調節する仕上用(メーキャップ)化粧品,さらに頭髪用化粧品,芳香用化粧品,薬用化粧品(医薬部外品)などに分類される。化粧品の同義語に化粧料があるが,歴史的には両者を区別して使ったほうが理解しやすい。つまり化粧料は自家製の少量生産のもので,狭義の化粧品は専門の製造業者が大量生産し,商品化したものである。…
【香料】より
…現代以前の香料は,小アジア,アラビア,東アフリカからインド,スリランカそして東南アジア,中国の西南部にかけての熱帯アジアに産した各種の植物性と若干の動物性の天然香料からなる。そしてそれらは,後に述べるように焚香(ふんこう)料,香辛料,化粧料の三つに大別される。これらの香料は,人類の歴史にあって古くより東西の文化圏に需要され伝播された。…
※「化粧料(化粧品)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」