世界大百科事典(旧版)内の北アイルランド議会の言及
【北アイルランド】より
…しかしこの間,イギリスとの利害が一致し,かつプロテスタント系人口が多いアイルランド島北東部は,アイルランド統治法(1920)によって北アイルランドとしてイギリス連合王国にとどまり,独自の議会をもつことを認められた。北アイルランド議会はイギリス国王と上院,下院からなり,1921年6月に国王ジョージ5世の臨席の下で発足した。しかしこの議会の主権は限定されており,外交権,交戦権,関税や国税に関する諸権限などは持たず,またロンドンのウェストミンスター議会の定める法に反する決定はいっさい許されなかった。…
※「北アイルランド議会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」