北斗法(読み)ほくとほう

世界大百科事典(旧版)内の北斗法の言及

【北斗七星法】より

…北斗法,北斗供ともいう。天変,疫病,夭死などの災を除き,息災延命を祈願するために,一字金輪北斗七星を供養する修法のこと。…

【星曼荼羅】より

…鎌倉時代の仏画では京都松尾寺本,香川道隆寺本が存する。この曼荼羅を本尊として,広く息災・延命を祈る修法の北斗法(北斗供)や,個人の求福のために自己の星廻りにあたる本命星を修する本命星供(ほんめいしようく)が平安時代に盛行した。【石田 尚豊】。…

【妙見】より

…妙見菩薩の略。北極星を神格化したものといわれ,国土を守護し,災厄を除き,福寿を増益するという菩薩。尊星王,北辰菩薩ともいう。形像は一定しないが,二臂像,四臂像の形で,雲中に結跏趺坐する姿,青竜に乗る姿などに描かれる。天台宗園城寺(三井寺)では吉祥天と同体と説く。これを勧請し延命や除災,とくに眼病平癒のため修する法を北斗七星法という。日本の妙見信仰は平安時代すでに行われていたとみられ,《日本霊異記》には妙見神が霊験を現した話が収められている。…

※「北斗法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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