北朝鮮労働党(読み)きたちょうせんろうどうとう

世界大百科事典(旧版)内の北朝鮮労働党の言及

【朝鮮労働党】より

…労働者・農民・勤労知識人の前衛部隊であると同時に,朝鮮民族と朝鮮人民の利益を代表する大衆的政党でもあるとされている。 解放直後北朝鮮の共産主義者も,いち早くソウル中心に生まれた朴憲永らの朝鮮共産党の影響を受けていたが,1945年10月に金日成らを中心に独自の朝鮮共産党北朝鮮分局(最近の公式文献ではこれを朝鮮共産党北朝鮮組織委員会と呼び,あるいはこの時期に朝鮮労働党が創立されたとしている)が組織され,さらに46年8月広汎な勤労大衆を指導する必要から朝鮮新民党と合同して北朝鮮労働党が生まれた(このときから49年6月まで委員長は旧新民党の金枓奉(きんとほう)で,金日成は副委員長)。続いて南朝鮮でも46年9月朝鮮共産党・新民党・人民党の三者が合同して南朝鮮労働党が生まれ(委員長許憲),果敢な反米人民抗争,48年以後にはパルチザン抗争をも展開したが,厳しい弾圧の中で朴憲永ら主要な指導者はしだいに安全な北朝鮮に移るようになり,49年6月には南北の党が合体して朝鮮労働党(委員長金日成)として再発足した。…

※「北朝鮮労働党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android