世界大百科事典(旧版)内の北洋海軍の言及
【北洋軍閥】より
…北洋6鎮は辛亥革命直前には全国の新軍の約3分の1にすぎなかったが,他の部隊が孤立分散的存在だったのにたいし,北洋系は袁を頂点とするピラミッド形の人脈集団を構成していたため,強固な勢力を誇りえたのである。なお,その軍事力としてはほかに北洋海軍(1875年創建,日清戦争後は振るわないが,海軍内の比重は大きい),警察(巡警),傍系の新軍,巡防営があった。 辛亥革命後,中華民国大総統となった袁世凱は〈北洋正統(北洋系こそ清朝の正統後継者)〉観念をふりかざして独裁を強化したが,その帰着点は悪名高い帝制だった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」