匯兌荘(読み)わいだそう

世界大百科事典(旧版)内の匯兌荘の言及

【手形】より

…宋代では便銭といって官私で盛用した。清代では会票,のち匯票(わいひよう)といい,業者を票号,票荘,匯兌荘(わいだそう)と称し,山西商人の山西票号は金融界を制し,手形,預金,貸出しで巨富をなした(匯は水の回流を指す)。匯票は記名,無記名,一覧払,期日払,一覧後期日払の別があり,裏書制度も生じ,支払拒絶のとき手形所持人は直接の交付者か振出人に請求した。…

【票号】より

…中国の旧式為替銀行で,別に匯兌荘(わいだそう),票荘ともいうが,山西商人の経営するものが有力であったから,山西票号として知られる。古くから商業の発達していた中国では,この種の業務も古くから存在したはずであるが,文献的に確実なのは19世紀初め,山西省平遥県に本店をもつ日昇昌が最初である。…

※「匯兌荘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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