世界大百科事典(旧版)内の医事法制の言及
【医事法】より
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[歴史的経緯]
紀元前17世紀のものといわれるハンムラピ法典にすでに,医療を失敗した医師の責任について詳細な規定があることが示すように,医療が社会的に行われるようになるとともに医療は法規制の対象とされてきた。しかしそのような法規制が一つのまとまりをもちはじめたのは,19世紀初頭,現在の法医学や衛生行政などに属する問題をふくめた医事法制medical jurisprudenceという用語が散見されはじめたころである。医師の身分規制がギルドから国家の手に移り,産業革命という言葉に表されるように危険物・危険業務,また都市衛生問題が重大関心事となってきたことを背景とする。…
※「医事法制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」